制作費 | 49,800円 | (税込54,780円) |
---|---|---|
維持管理費 | 月額3,980円 | (税込4,378円) |
まほろばブログ
BLOG
士業専門のホームページ制作会社 |
BLOG |
2023.10.12|ライティング
「ビジネススキルを上げるには、どんなスキルを磨くべきか?」と聞かれたら、どのように答えるでしょう?
マネジメント力・営業力・マーケティング力・コミュニケーションスキル・分析スキルなど、各々、自らの業務に置き換えて必要なスキルを思い浮かべるのではないでしょうか。ビジネスをするうえで、不要なスキルなどありません。
ただし、ここでおすすめしたいのは、すべてのスキルの根幹となるライティングスキル(書く技術)です。)です。
書くというのは、頭のなかで物事を思考し言語化する行為です。紙の前で、パソコンの前で、書くべきことを整理し、伝えたい相手を想像しながら文字に起こしていく。ライティングの一連の動作すべてが、マネジメント・営業・マーケティング・コミュニケーション・分析などの仕事に繋がっていきます。
そして、インターネットやSNSを活用して個人が簡単に発信できるようになり、ライティングスキルを使って、仲間を集めてビジネスを成功させている人もいます。つまり、どんな分野でもライティングスキルを磨くことで勝てる可能性があるということです。
そこでこの記事では、ビジネスの根幹と言われる文章について紐解いてみます。
目次
「文章が書ける=ビジネスで勝てる」とは、正確には勝てる"可能性を上げる"ということです。ここで、あるコピーライターの著書で語られている、営業パーソンの実例を出してみます。
著書のなかで、高級外車のアウディを年間75台、約4億円の売上を作ったセールスパーソンの話が掲載されていました。その人は驚くことに、一度来店されたお客様に対して、必ず手紙を書いているそうです。筆者もその手紙を受け取った一人であり、読んで心動かされたことで、なんと車を購入したと書かれていました。
文筆家ではなく物を売るプロであるセールスパーソンが、手紙を書いてセールスにつなげていることに注目してみてください。営業力を上げるには、接客力を磨いたり、セールスのロールプレイングに力を入れたりすることを思い浮かべる人も多いでしょう。
この人も同じように、接客力の向上やロールプレイングも十分に行っているかもしれませんが、それだけではなく文章を書くことが売上や顧客満足につながると理解しているのです。結果、アウディで最も売るセールスパーソンになっています。
セールスパーソンの例では、営業とライティングが結びつきました。どんな職種・業種でも文章力は生きてきますし、ライティングスキルを磨くことで自分のビジネスの勝てる可能性を上げられます。
冒頭でもお伝えした通り、書くことは、頭のなかで物事を思考し言語化する行為です。そして何かを書くうえで忘れてはいけないのが、書いていることを"伝えたい相手"がいるということ。相手のことを想像し、物事を考え、言語化する行為は、どんな仕事にも通じるので、ライティングはビジネスの根幹と呼ばれています。
ここでは、根幹の理由に関して、個人と組織に置き換えて解説します。
売れる営業パーソン・プレゼンの上手い人・効率よく仕事をする人、このような人たちは文章力が高い傾向にあります。
そして、インターネット上やSNSで個人が簡単に発信できる現代では、「書ける」は活躍の場を広げるためのスキルにもなり得ます。
では、具体的に文章や言葉を使う場面を思い浮かべてみましょう。
どの業務も欠かせない仕事であり、意外と書く業務が多いことがわかります。
たとえ文章を書くのが本職ではなくても、文章の書き方の基本を抑えることで仕事を終わらせるスピードは上がるでしょう。上司へのメール作成に時間をかける必要がなかったり、相手に伝わるプレゼン資料を作成できたりします。
個人の発信力によって、多くのフォロワーを抱え、サラリーマンをしながらもビジネスで成功している人も見られるようになりました。書ける人は多くの可能性を秘めていると言えるでしょう。
組織を運営するうえでは、売上・利益の向上や顧客との信頼関係にもつながるほど、ライティングは重要な存在になります。
例えば、以下のような場合に文章が役立ちます。
商品をより魅力的に表現するためには、ライティング力は欠かせません。また、顧客やクライアント、ステークホルダーへの情報共有という面では、正確な情報をわかりやすく伝えるために構成の作り方や言葉の選び方は非常に重要です。
ライティングがもたらす効果をまとめると、以下の3つが挙げられます。
それぞれ詳しく解説します。
文章を書く際には、まず頭のなかで書く内容を思い浮かべ、大枠を作ります。そこから、必要な情報を調べたり肉付けしたりして、読み手の理解が追いつくように論理的にまとめる必要があります。
営業やプレゼンテーション、普段の会話でも文章を書くときのように、相手が求めている情報をわかりやすく伝えるというのは欠かせません。必要のない情報やチグハグなことばかりを話していたら、相手に伝わらないですし、ビジネスとしては成立しないでしょう。
相手を意識した文章執筆を意識づけすれば、普段のコミュニケーションでも自然と伝わる話し方ができるようになります。メールを作成する際に、結論ファーストで書く癖をつけておけば、上司から業務に関する報告を求められたときに、結論からわかりやすく伝えられるでしょう。
良いコミュニケーションは、誤解を防ぎ、効率を向上させ、ビジネスの成功に直結します。
ライティングスキルの向上は、企業のブランドイメージの構築にも役立ちます。
SNS・広告・配布用パンフレット・チラシなど、企業が文字を活用して顧客にアピールするポイントは無数にあります。伝え方次第で、良くも悪くも顧客が企業に抱くイメージに影響を及ぼすということです。例えば、あなたも以下のキャッチコピーを目にしたことがあると思います。
「ココロも満タンに、コスモ石油」
ガソリンスタンドのコスモ石油のキャッチコピーで、心地よいリズムが頭のなかを流れている人もいるでしょう。「満タン」という単語がいかにもガソリンスタンドらしく、「ココロ」という言葉には、お客様に満足してもらえるサービスを提供するという企業の気持ちが溢れているように感じます。コスモ石油の看板を見ただけて、このキャッチコピーが頭のなかに流れて心地よい気持ちになるのは、企業にとってプラスの印象になるでしょう。
ライティング力があれば、信頼性と専門性を高め、顧客の信頼を勝ち取ることも可能です。ただし、書き方や内容によっては、顧客へのイメージダウンにつながる可能性もあるということを忘れてはいけません。
効果的なライティングは、マーケティング戦略の一部として、製品やサービスの特徴を強調し、顧客の関心を惹きつけます。
ECサイトを眺めているときに、大きく書かれた商品の特徴や利用者のレビューを見て、購入するつもりはなかったのに購入ボタンをクリックした経験がある人もいるでしょう。
街中で「歯の健康診断も忘れずに」と書かれた看板をみて、歯医者を予約する人もいます。
つまり、ライティング一つで顧客の購買意欲や無意識な感情を刺激して、セールスの向上に寄与するということです。
日本人の識字率はほぼ100%と言われています。書くことを当たり前だと思っている人も多いでしょう。当たり前だからこそ、本当の意味で書ける人と書けない人とで差が出る部分だと言えます。
本記事でも紹介しましたが、ビジネスパーソンとしての基礎力や底力を上げたい人は、文章力を磨くのがおすすめです。なぜなら、文章力がビジネスの根幹にあたるから。仕事は相手がいて成り立ちます。物を売るのであれば、相手のことを理解して求めていることに答え、購入した先の未来を見せてあげなければ買ってもらえないでしょう。相手を意識して、伝えたいことを言語化する訓練になるのがライティングです。
本記事が、ビジネスにおけるライティングの重要性を理解する一助になれば幸いです。
AUTHOR天野 勝規
株式会社まほろば 代表取締役
士業専門のホームページ制作会社「株式会社まほろば」の代表取締役。大阪教育大学 教育学部 卒業。総合小売業(東証プライム上場)、公益法人での勤務を経て29歳で起業。
独立開業時の集客・顧客開拓に関する相談から、年商数億円規模の事務所のマーケティング顧問まで幅広い対応実績。15年間で3,000事務所以上からご相談・お問合せ。
ホームページを活用しつつも、SEO対策だけに頼らない集客・顧客開拓の仕組みづくりを推奨している。
【保有資格】
社会保険労務士、年金アドバイザー2級
こちらの記事もどうぞ
カテゴリ